Insert エフェクト

Insert エフェクトは、オーディオチャンネルの信号の流れの中に Insert できる (差し込める) エフェクトです。つまり、チャンネル信号のすべてがエフェクトを通過します。

Cubase Elements では、最大 8 つの異なる Insert エフェクトを各オーディオ関連チャンネル (オーディオトラック、グループチャンネルトラック、FX チャンネルトラック、インストゥルメントチャンネルあるいは ReWire チャンネル) または出力バスに Insert できます。Cubase AI および Cubase LE では、4 つの Insert スロットをオーディオ関連トラックに利用できます。また、ReWire チャンネルは Cubase LE では利用できません。

補足

モノラルのオーディオトラックにステレオの Insert エフェクト処理をかけることができます。

信号は上から下に向かって Insert エフェクトを通過します。

Cubase Elements では、スロット 7 と 8 がポスト EQ、ポストフェーダーです。

補足

MixConsole にポストフェーダースロット 7 と 8 を表示するには、「ラック設定 (Rack Settings)」を開き、「全てのスロットを表示 (Fixed Number of Slots)」をオンにします。

ポストフェーダースロットは、エフェクト後のレベル変更が望まれない Insert エフェクトに使用します。出力バスなどのポストフェーダー Insert エフェクトとしてディザリングやマキシマイザーが一般的に使用されます。

補足

複数のチャンネルで同じエフェクトを同じ設定で使用する場合には、グループチャンネルを設定し、そのエフェクトをグループの 1 つの Insert として使用します。