マスターとスレーブ

ひとつのデバイスをマスター、もうひとつをスレーブと呼ぶことで混乱が生じる場合があります。このため、タイムコードの関係とマシンコントロールの関係は分けて考える必要があります。

  • タイムコードマスター (Timecode Master)

    ポジション情報またはタイムコード信号を生成するデバイスを指します。

  • タイムコードスレーブ (Timecode Slave)

    タイムコード信号を受信して、それに同期またはロックするデバイスを指します。

  • マシンコントロールマスター (Machine Control Master)

    トランスポートコマンドをシステムに対して送信するデバイスを指します。

  • マシンコントロールスレーブ (Machine Control Slave)

    タイムコードコマンドを受信して、それに応答した動作を行なうデバイスを指します。

Cubase がマシンコントロールマスターとしてトランスポートコマンドを外部デバイスに送信し、それに対して外部デバイスが Cubase に対してタイムコードとオーディオクロック情報を送り返すように設定できます。この場合、Cubase はタイムコードスレーブになります。

補足

ほとんどの場合、マシンコントロールスレーブはタイムコードマスターになります。そのデバイスは、再生コマンドを受信すると、他のすべてのタイムコードスレーブが同期する基準となるタイムコード信号を生成しはじめます。