インストゥルメントをオーディオトラックのエフェクトとして使用する

サイドチェーンをサポートするインストゥルメントを使用して、オーディオトラックのオーディオを調整できます。以下の例では、Retrologue のパラメーターをドラムループに適用する方法を説明します。

前提

ドラムループを含むオーディオトラックを使用するものとします。読み込んだ Retrologue を使って、インストゥルメントトラックを作成しておきます。

Retrologue コントロールパネルで、「Side-Chain を有効化 (Activate Side-Chain)」をクリックします。
コントロールパネルで、「Side-Chain 入力を設定 (Set Up Side-Chain Input)」をクリックします。
「Side-Chain 入力を追加 (Add Side-Chain Input)」をクリックして、セレクターからオーディオトラックを選択します。
プロジェクトウィンドウで、オーディオトラックを選択します。
オーディオトラックのインスペクターで、「アウトプットのルーティング (Output Routing)」ポップアップメニューを開き、Side-Chain 入力として Retrologue を選択します。
「オシレーターミックス (Oscillator Mix)」セクションの Retrologue パネルで、「入力レベル (Input Level)」コントロールを調節します。
必要に応じて、オシレーターOSC 1、OSC 2、OSC 3 を無効にします。
以下のいずれかの操作を行ないます。
- インストゥルメントトラックで、MIDI イベントを作成し、左右ロケーターでサイクルを設定して、サイクルモードをアクティブにします。
- MIDI キーボードでノートを演奏します。
  
  補足
  この操作を行なうには、MIDI キーボードをインストールして設定しておく必要があります。

ノートを演奏すると、Retrologue を介してドラムループが再生されます。

Retrologue を使用して、ドラムループのサウンドを変更します。以下は手順の例です。

「Synth」ページのフィルターやディストーションの設定を使用します。
入力信号をモジュレーションします。この手順を実行するには、「モジュレーションマトリックス (Modulation Matrix)」 > 「保存先 (Destination)」 > 「オシレーター (Oscillator)」 > 「オーディオ入力 (Audio Input)」を選択します。
「Arp」ページでリズミカルモジュレーションを設定します。
「FX」ページのエフェクトを使用します (Resonator など)。

補足

Retrologueとそのパラメーターの詳細については、別冊のマニュアル ⁠Retrologue⁠ を参照してください。