Hermode チューニングを適用する

Hermode チューニングは、再生されるノートのチューニングをクリアに響く周波数に調整します (5 度と 3 度の間隔など)。調整は個々のノートにのみ影響し、キーとノートの間のピッチの関係は維持されます。チューニング調整は継続的なプロセスであり、音楽的な背景を反映して行なわれます。

手順

  1. MIDI トラックまたはインストゥルメントトラックを選択します。
  2. インスペクター「MIDI モディファイアー (MIDI Modifiers)」セクションを開きます。
  3. 「HMT: 追従 (HMT: Follow)」をオンにします。
  4. 発音するノートをチューニング調整の計算に使用するには、「HMT: 分析に使用 (HMT: Use for Analysis)」をオンにします。
    補足

    アコースティックピアノのトラックを使用する場合は、「HMT: 分析に使用 (HMT: Use for Analysis)」をオンにして「HMT: 追従 (HMT: Follow)」をオフにします。これは、ピアノに不自然なチューニングが加えられるのを防ぐためです。

  5. 「プロジェクト (Project)」 > 「プロジェクト設定... (Project Setup...)」を選択して「プロジェクト設定 (Project Setup)」ダイアログを開きます。
  6. 「HMT タイプ (HMT Type)」ポップアップメニューを開き、いずれかのオプションを選択します。
  7. いくつかのノートを発音します。

    すべてのノートが再計算され、チューニング調整の結果が再生されるまでには少し時間がかかる場合があります。

    補足

    MIDI プラグインで生成されるノートは調整の対象外です。

結果

マイクロチューニングおよびノートエクスプレッションをサポートする VST 3 インストゥルメントを使用すると、再生中にノートが動的に調整されます。ノートエクスプレッションをサポートする VST インストゥルメントの場合、Hermode チューニングは「MIDI Thru」モードでも機能します。

VST 2 インストゥルメントが読み込まれているトラックを使用すると、発音するノートはキーストロークごとに調整されます。